仮想通貨初心者@ITリーマンのイナゴコイナーブログ

新宿で働くカソツ@イナゴコイナーがアルトコイン(リップルXRP、ネムXEM等)や草コインを漁りイナゴタワーキングになるまで

【金融庁】日本の各取引所のセキュリティ強化取組について【コインチェック事件】

 

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新宿で働くカソツ@イナゴコイナーです。

Binanceのメンテが再延期で2/8 23時から2/9の13時までになったようです。

どうやら掃除のおばちゃんが線に引っかかって予定通りに進んでいないようですね。

GOXとかじゃないとは思いますが、、、取引所のトラブルは怖いですね。

 

 

さて、今回はコインチェック騒動により動き出した金融庁の要請と、それに対しての各仮想通貨取引所の取り組みについてまとめてみたいと思います。

 

 

金融庁の要請内容について

金融庁からのアナウンス内容。

1/26:不正アクセスに関する注意喚起

 

1/30:仮想通貨交換業者に対するシステムリスク管理態勢の 自己点検について

本日(1月30日(火))、仮想通貨交換業者及びみなし仮想通貨交
換業者に対し、仮想通貨交換業者に対するシステムリスク管理態勢
に関する自己点検を行い、速やかに点検結果を報告するよう要請し
ました。

http://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency/08.pdf より

 

2/2:コインチェック株式会社に対する立入検査の着手及び仮想通貨交換業者に対する報告徴求命令の発出について

平成 30 年2月2日
金融庁
コインチェック株式会社に対する立入検査の着手及び仮想通貨交換業者に対する報告徴求命令の発出について

1.本日、資金決済に関する法律第 63 条の 15 第1項の規定に基づき、コインチェック株式会社に対し、立入検査に着手した。

2.また、2月1日、同条同項に基づき、同社以外の仮想通貨交換業者及びみなし仮想通貨交換業者に対し、システムリスク管理態勢に関する報告徴求命令を発出した。

 

【発出先】
仮想通貨交換業者(16 社)
株式会社マネーパートナーズ、QUOINE 株式会社、株式会社 bitFlyer、ビットバンク株式会社、SBI バーチャル・カレンシーズ株式会社、GMOコイン株式会社、ビットトレード株式会社、BTC ボックス株式会社、株式会社ビットポイントジャパン、株式会社 DMM Bitcoin、株式会社ビットアルゴ取引所東京、エフ・ティ・ティ株式会社、株式会社 BITOCEAN、株式会社フィスコ仮想通貨取引所、テックビューロ株式会社、株式会社 Xtheta

 

みなし仮想通貨交換業者(15 社)
みんなのビットコイン株式会社、Payward Japan株式会社、バイクリメンツ株式会社、株式会社 CAMPFIRE、東京ゲートウェイ株式会社、株式会社LastRoots、株式会社 deBit、株式会社エターナルリンク、FSHO 株式会社、株式会社来夢、ビットステーション株式会社、ブルードリームジャパン株式会社、株式会社ミスターエクスチェンジ、株式会社 BMEX、株式会社 bitExpress

 

【参考】資金決済に関する法律(抄)
第 63 条の 15 第1項
内閣総理大臣は、仮想通貨交換業の適正かつ確実な遂行のために必要があると認めるときは、仮想通貨
交換業者に対し当該仮想通貨交換業者の業務若しくは財産に関し参考となるべき報告若しくは資料の提出
を命じ、又は当該職員に当該仮想通貨交換業者の営業所その他の施設に立ち入らせ、その業務若しくは財
産の状況に関して質問させ、若しくは帳簿書類その他の物件を検査させることができる。

みなし業者って15社もあるんですね。

 

金融庁の要請に対して各仮想通貨取引所の対応は?

主要取引所の対応についてのまとめ。

 

bitFlyer(ビットフライヤー)

宣言のみで具体的な内容は特になし。バックヤードチームは強そうな雰囲気を感じた。

【「bitFlyerセキュリティ・ファースト」主義】


1.当社及び当社グループは、全社一丸となり最新セキュリティ技術を導入し、お客様にご安心いただけるセキュリティ管理体制を維持し続けます。
2.当社及び当社グループは、顧客資産保護のため必要なセキュリティ対策を策定し実施します。3.当社及び当社グループは、万が一セキュリティに関する事故等が発生した場合には、金融庁、警察庁、警視庁及び日本ブロックチェーン協会(以下、「JBA」)と連携し、速やかに適切な措置を実施するとともにその状況を当局等に報告します。
4.当社及び当社グループは、セキュリティに関する内部監査体制を構築し、セキュリティ対策の継続的な改善・見直しを実施します。
5.当社及び当社グループは、セキュリティの重要性を常に認識し、各種法令・内部規程を遵守します。

「bitFlyerセキュリティ・ファースト」主義、及びセキュリティ・顧客資産保護に関する取り組みについて より

 

→bitFlyerの登録はコチラから

 

Zaif(ザイフ)

セキュリティ対策室の設置、具体的な内容が記載されており非常に信用のおける印象。

セキュリティの強化

更なるマルチシグの強化
ウォレットがすでにマルチシグ化されている通貨を含め、更なるマルチシグ環境の強化を実施します。

マルチシグにおける署名サーバー環境の更なる分散化
マルチシグにおける署名手順の更なる複雑化


ホット・コールドウォレット環境の強化
既存の厳格なルールから、更なるセキュリティ強化のためコールドウォレット優先化を実施します。

ホットの比率の見直しと、コールドの比率の引き上げ
通常、ユーザーの入出金に合わせた残高をホットウォレットで管理するが、更に高度な残高予測アルゴリズムを導入することにより、その数値を最小限にとどめる。
ただしコールドウォレット優先化に伴い、引き出し制限により「すぐに引き出せないことがある」など、一部ユーザー体験を損なう可能性があるが、セキュリティ優先の旨をユーザーに徹底周知する。


なお、本件に関する詳細な情報公開は、セキュリティリスクに繋がる可能性があるため割愛いたします。

corp.zaif.jp

→Zaifの登録はコチラから

 

 

DMM Bitcoin(ディーエムエムビットコイン)

特にアナウンスは見当たりませんでした。

後発なので既に万全と言うことでしょうか。

 

→DMM Bitcoinの登録はコチラから

 

GMOコイン(ジーエムオーコイン)

顧客資産の分別管理、仮想通貨の保管方法(コールドウォレット管理とマルチシグ対応)、サイバー攻撃対策についてアナウンスがありました。

無難な内容と言う印象。

news.coin.z.com

→ビットコインでのFX取引ならGMOコイン

 

bitbank(ビットバンク)

マルチシグ・コールドウォレット運用管理について、通貨ごとに書かれていたり具体的に書かれており好印象を覚えた。ビットバンクは個人的に好きだったがより好きになった。

bitbank.cc

ホットウォレットの顧客資産の割合についてもアナウンスがあり、既に金融庁へ報告済みでやる気を感じる内容になっています。

bitbank.cc

→仮想通貨ならビットバンク

 

CoinCheck(コインチェック)

当事者であるコインチェック社からも簡単ではあるがアナウンスが出ています。

円も通貨も安全ということですが、再開の目処はまだ立っておりません。

金融庁への報告期限である2/13までに何かしらの動きがあると思われます。

なお、お客様がアカウントに保有している日本円につきましては、金融機関の顧客専用口座に保全されております。また、お客様がアカウントに保有している仮想通貨(BTC/ETH/ETC/LSK/FCT/XMR/REP/XRP/ZEC/LTC/DASH/BCH)につきましても、ホットウォレットから退避し、コールドウォレット等に保管しております。

日本円出金の再開の見通しについてより

 

 

海外取引所ならここがおすすめ

www.kasotu-inagotower.com

まとめ

主要取引所について要点が抑えられた内容での発表が出ておりますが、書き方等から取引所のやる気などが感じられると思います。

その辺を踏まえ利用する取引所を選んでみても良いかもしれません。

コインチェック社の報告期限である2/13の翌日2/14にはコールセンタースタッフの稼働日として設定されているので、要注目ですね。

 

今回はここまで。